地名・駅名=歴史である
地名・駅名を紐解けば、その地の歴史を知ることができる。
おっす! ショーゴでーす!
今回は、「地名・駅名=歴史である」というテーマで記事を書きました。前までの記事(IRと北朝鮮)は話がカタすぎたので、今回のは少し楽した気分で読んで頂けたら幸いです。
とゆーことで、いくつかの事例を挙げて歴史的背景を探っていきます!
目次
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昔は川があった?
これは大阪市中央区辺りの地下鉄路線図ですが、じっと眺めて何かに気付きますか?
人それぞれいろいろな発見があるかもしれないですが、僕は高校生の時にあることに疑問を持ちました。
「西大橋、四ツ橋、心斎橋、長堀橋、橋の付く駅が多いなー。橋という字があるくらいだから、昔は川が流れていたんだろうな」と思っていました。
そうなんです。実は長堀鶴見緑地線が通るこの4つの駅辺りには、昔長堀川という川がありました。もちろん現在は埋め立てらていますが、駅名に「橋」の字があるのは、当時川があったことを示していますね。
それじゃあ、オシャレなカフェが多い「四ツ橋」の由来は推測できますか? 答えは簡単です。
昔4つの橋が架かっていました。
横に長堀川、縦に西横堀川が十字架の形で流れていました。そこに、炭屋橋、吉野屋橋、上繋橋、下繋橋の4つの橋が架かっていたのが、「四ツ橋」の由来です。
大阪に近鉄線、千日前線、堺筋線が通る「日本橋」という駅がありますが、実は東京にも同じ字の駅名「日本橋」があります。
ちなみにこの2つは読み方が異なります。大阪のは「にっぽんばし」、東京のは「にほんばし」です。
両者の駅の由来は、いろいろな諸説があります。東京の「日本橋」は、ただ単に2ほんの木で作られた橋だったり、大阪の「日本橋」は、日本一の橋を目指したから、などが挙げられるます。
しかし断定できる説は、両方ともないようです。
- いずみで「和泉」?
「どこ出身?」
「和泉市です。」
「あ~知ってる! わいずみやんなww」
恐らく和泉市出身の人だと、自己紹介などで1回はするやりとり。しかし、どうして「いずみ」が「和泉」になったのでしょうか?
もともとは「泉」という一文字の地名だったのです。しかし時を遡って8世紀、朝廷が二字佳字政策をしました。この政策は簡単にいうと、二文字にしましょーねーというものです。
それで「泉」に「和」を加え「和泉」となったのです。
それ故に、この二字佳字政策の影響で、日本には二文字の地名が多いわけです。
例えば、都道府県名と県庁所在地名が異なる県は18個あります。その18個の中で二文字の県庁所在地は、なんと14個!(二文字じゃないのは、宇都宮、さいたま、名古屋、津)
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堺は境にあった?
大阪市に次いで2番目に人口が多い堺市。一文字の地名は珍しいですが、堺の由来を探っていきましょう。
テーマになっている「堺は境にあった」のが、堺の由来です。具体的にどことどこの境?っておもいますよね。地図で確認すると一瞬でわかります。
和泉国、摂津国、河内国の境に位置しいてるので、堺となりました。
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まとめ
地名・駅名の由来を探ることで、その地がどういった場所か、どのような歴史を歩んできたかを知れます。
このような背景知識があると、町歩きや電車に乗るのが、より一層楽しくなると思います。
ぜひ、みなさんも自分の住んでいる地域や最寄り駅の由来を調べてみてはどうですか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。